18日午前7時58分ごろ、大阪府北部を震源とする最大震度6弱の地震があった。京阪神を中心に鉄道が運転を見合わせるなど交通機関がまひした。京都府北部の福知山市で観測された震度は場所によって2、または3だが、鉄道の乱れから一部の高校が休校になるなど影響が出ている。市によると午前11時30分現在、被害はなく、けが人の報告はない。
地震の発生を受け、福知山市消防本部は18日朝から、揺れの大きかった大阪府北部などに向け、いつでも出動できるよう緊急消防援助隊を編成。消防庁の要請に備えている。市上下水道部も、給水支援体制の準備を完了した。要請があれば出動する。
援助隊は、1995年の阪神・淡路大震災を踏まえ、大規模災害などで被災した都道府県内だけでは対応が困難な場合に、全国の消防機関が相互に援助できる態勢の構築を目的に創設された。
市消防本部では、近畿圏内であれば震度5強以上の地震が発生した際、援助隊を待機させることにしており、消火隊と後方支援隊の隊員を選任、タンク車の車体に援助隊のマグネットプレートを貼るなどして、準備を整えた。
また地震発生直後には、市内での出動要請にすぐ応えられるよう、車庫から全車両を出して待機したが、要請はなかった。
写真=消防車両にマグネットプレートを貼るなどして待機した(18日午前9時30分ごろ)
[PR]
株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232
著作権
このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。