京都府福知山市在住・在勤の20~40歳の青年たちで構成する一般社団法人福知山青年会議所(JC、福谷圭一郎理事長)は、内記一丁目の福知山城一帯をライトアップして観光客を増やし、まちの活性化につなげる事業を新たに企画した。市た毎夜ライトアップをしているが、これとは別に光で演出し、夜にも多くの人たちを呼び込める観光事業にしたいと考えている。
イベント名は「福知山イル未来と2018」。インターネットで広く協力を求めるクラウドファンディング(CF)で事業推進のための資金を募っている。
福知山JCでは、05年から福知山城周辺をキャンドルで照らす取り組み「福知山三日点火」を毎年開催してきた。昨年は中止したが、これまでの三日点火で培った取り組みのノウハウを活用し、新たな観光事業として取り組む計画を立てた。
イベントは9月15、16、17日に開催する予定で、午後6時から10時まで、投光器やLEDライトで城の石垣や門、登り道、城下の親水公園などを照らしていく。
現在、市が夜間に城全体をライトアップしているが、今回の事業では、照明デザイナーの長町志穂さんに、光のあて方などを演出してもらい、城の別の魅力を引き出す。
城の下にある福知山城周辺賑わい創出施設・ゆらのガーデン内も、照明の光を駆使して影絵などで遊べる場や城と一緒に撮影できるブースも設ける。城周辺を訪れた人たちにはイベント後、市内でゆっくりと飲食、宿泊をしてもらいたいと考えている。
募金の目標額は100万円。クラウドファンディングサイトの「レディーフォー」で6月29日まで受け付け、集まった資金は照明機材の購入費などにあてる。これとは別に、府の補助も受けたい考え。
福知山JCは、取り組みが実現すれば、来年以降も事業を続けたいと考えている。城だけでなくさまざまな観光地、施設などでライトアップの取り組みを広げたいという。
今回のイベントを担当する青年会議所メンバーの足立聖忠さん(33)は「市民にとって誇るべき存在の福知山城を光り輝かせることで、より福知山を元気なまちにしていきたい。ぜひ多くの人たちに協力していただきたい」と話している。
写真=新たなライトアップ事業の舞台となる福知山城
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