大雨が降りやすい梅雨の時期を控え、京都府福知山市内で災害の危険箇所を見て回る「防災パトロール」が28日に行われた。国、府、市の関係機関から20人が参加し、問題把握など情報共有に努めた。
毎年取り組んでおり、今年は大雨によるがけ崩れ対策を実施中の下小田公会堂付近▽2月に地すべりが発生した大江町小谷の市道沿い法面▽緊急治水対策の一環で行う川北の築堤工事現場を、順に訪れた。
最初の下小田では、府中丹西土木事務所河川砂防室の中井巧治室長が、全体延長370メートルが対象の急傾斜地崩壊対策事業について、進ちょく状況などを説明した。
斜面の崩壊を防ぐ法面工などを09年から実施しており、残る下小田公会堂付近の約70メートルで、現在は工事が進められている。今年度中に終了する予定であることなどを伝え、現場も見学した。
パトロール終了後は、市役所横のハピネスふくちやまで協議会を開き、今後も関係機関が連携し、出水期に備えることなどを確認し合った。
写真=下小田の現場で説明を聞く参加者
[PR]
株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232
著作権
このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。