明智光秀らを主人公とする大河ドラマの早期実現をめざしてきたNHK大河ドラマ誘致推進協議会の臨時総会が25日、京都府福知山市土師のホテルロイヤルヒル福知山&スパで開かれた。20年の大河で光秀が主人公に決定したことから、組織名を「大河ドラマ『麒麟がくる』推進協議会」に変更することを承認した。
府内8市町、兵庫県2市、福井県1市と各自治体の観光協会、商工会議所などで組織。初代福知山城主の明智光秀、娘の細川ガラシャらを主人公とした大河ドラマの誘致を目的に、11年に結成されたあと、精力的に取り組みを続けてきた。
これまでの署名やPR活動が実を結び、20年放送の大河ドラマで、光秀が主人公になることが決まり、臨時総会を開催。委員27人が出席し、今後の方向性や取り組みなどを審議した。
組織名の変更とともに、協議会の目的についても、放送を契機に、ゆかりの地域の自然、歴史文化を全国に発信し、観光振興と地域活性化につなげる-との文言に修正。オブザーバーだった府を、委員にすることも決めた。
協議会のオリジナルロゴ、新しいパンフレットとポスターの作製、ホームページの改修、先進事例の研究などに取り組むことも、全員一致で承認した。
今後も、PRグッズ作製▽エピソード集の動画作製▽イベント出展▽ゆかりの地を紹介するマップの作製▽府県市町でのイベントなどを検討しており、自治体負担金の増額が必要になるため、これから調整するという。
総会終了後には、JTB法人事業本部事業推進部地域交流事業部長の野口優史さんらが、「大河ドラマを契機とした地域活性化について」と題して講演。今後の活動の参考にと、委員らが熱心に耳を傾けた。
写真=今後の方向性などを決めた臨時総会
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