不法投棄等防止旬間(21~30日)の取り組みとして、京都府は各地でパトロールを行っている。府警本部や舞鶴海上保安部などとも連携し、道路沿いだけでなく空から、海からの監視も強化。福知山市内では23日に、市など関係機関による中丹西地域機動班が合同パトロールをした。
府中丹広域振興局の稲村智史副局長を班長に、保健所、土木事務所などの約20人が参加。管内の不法投棄の現状について情報交換した後、実際に2カ所を見て回った。
最初に訪れたのは福知山城公園の法川。城のお堀として整備されているが、ペットボトルや弁当殻といった生活ゴミが流れ着き、薄い油膜が浮くこともある。福知山城を築いた明智光秀がNHK大河ドラマの主役に決まり、これから観光客が増えることもあり「まちのシンボルを美しく保つため」の方策を現地で話し合った。
2カ所目は東岡町の長谷池。治水工事のため池の水を抜いて底が見えるようになり、これまでに捨てられた大量のゴミが姿を現している。
市街地から近いこともあり、周囲は以前から不法投棄が多く、これまでも回収可能なゴミは撤去していたが、水面下には更に多くのゴミがあった。古いテレビ、ビールケース、便器、ビニールや調味料の空き瓶といった家庭ゴミなどさまざま。
現地では、投棄者の特定を行って厳しく対処することを再確認したほか、看板や監視カメラを設置するなど不法投棄を無くしていく相談をした。
写真=水を抜き、大量のゴミが現れた長谷池を現地確認し、対策を話し合った
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