一番茶の収穫が京都府福知山市内で本番を迎え、抹茶の原料となるてん茶の製造が、土(つち)区の福知山地方てん茶工場で始まった。工場は6月6日ごろまで3交代で24時間フル稼働させ、作業を続けていく。
工場を運営するのは市内の4茶業組合で構成する福知山地方てん茶生産組合(勝田孝男組合長、12人)。工場には生産農家から生葉が持ち込まれ、蒸し機や散茶機、乾燥炉などで、蒸したり、乾燥させたりして香り高く仕上げていく。
工場内は室温が40度以上になる場所もあり、組合員たちは汗だくになりながら作業に励んでいる。
稼働初日の18日朝には、大橋一夫市長が工場を訪れ、場内を見て回って組合員らを激励。「今後も高品質な丹波のお茶の製造に頑張っていただきたい」と述べた。
勝田組合長(68)は「茶葉の出来は例年通りでいいです。おいしいお茶になるよう、健康に気をつけながら作業にあたりたい」と話していた。
写真=工場での作業を見る大橋市長(右)
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