夏の京のブランド産品を代表する「万願寺甘とう」(万願寺とうがらし)が、京都府福知山市内などで出荷の時期を迎えた。肉厚で食べごたえがあり、風味が豊かな京野菜で、今年は福知山、舞鶴、綾部の約16ヘクタールで作付けしている。
福知山市大門にある株式会社大門ファーム(拝野正美社長)のハウスでは、2棟で約380本を育てている。
3月に定植して世話を続けて来た。これからの時期は、アブラムシの天敵であるテントウムシを放つなど、気を配って栽培していくという。
今のところ、曇天が続いた影響を受けているが、「これから暖かい日が続いて、良く育ってくれるとうれしい」と拝野さん(77)は話す。
21日には舞鶴市内のJA京都にのくにの選果場で、初出荷セレモニーが開かれ、22日には京都市中央卸売市場で初競りがある。出荷は11月下旬ごろまで続く予定。
万願寺甘とうは、昨年府内で初めて地理的表示保護制度(地域の農林水産物をブランドとして保護する制度)に登録され、今年からGIマークを付けて流通することになった。
写真=ハウスの中で出荷の時期を迎えている万願寺甘とう
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