鬼伝説の山・大江山の八合目付近にある京都府福知山市大江町北原の鬼嶽稲荷神社が、御朱印の授与を始めた。このところ、若い人たちの間で御朱印集めがブームになっていることから、神社を管理する北原自治会が、多くの人たちに参拝してもらおうと、授与することにした。
鬼嶽稲荷神社は、もともと大江山の山頂に近い場所にあったという。江戸時代に伏見稲荷神社から分祀されたと言われ、大江山の守り本尊として信仰を集めている。酒が強かった大江山の酒呑童子にちなみ、肝臓が強くなるとされる「強肝延命」のお札を授与している。
これまでは神社前にある社務所を開けている時に、鬼の記念スタンプを置き、自由に押してもらっていた。新たに授与を始めた御朱印は、あらかじめ神社名などを印刷した紙に、今回新調した御霊や鬼の絵の印を社務所で押す。
紙の大きさは縦16センチ、横11センチで、御朱印帳に貼れるサイズとなっている。神社名は北原出身の書家で、日展入選作家の上総篁風さん(71)=駅南町=が書いた。
月に2、3回、社務所を開けて自治会の住民が詰め、1枚300円で授与する。3日から始め、連休中の6日までに25枚を授与したという。この後5月は20日、27日に受け付ける。6月は1日、17日に開ける。受付時間は午前9時から午後4時ごろまで。
鬼嶽稲荷の総代、上総三代春さん(85)は「神社はそばまで車で上がることができるので、ぜひ多くの人に来てほしい。大江山にも登っていただければうれしい」と話している。
御朱印の授与日についての問い合わせは、市役所大江支所内の福知山観光協会大江支部、電話(56)1102へ。
写真=社務所を月に2、3回開けて対応する
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