京都府福知山市三和町寺尾の市交流拠点施設「三和荘」(山脇達也支配人)が日用品の販売を始めた。三和町唯一のスーパーが2月に閉店したことを受け、地域支援の一環として企画。トイレットペーパー、洗剤などの消耗品を中心に並べている。
三和荘は旧三和町が市町合併前に整備した宿泊施設。グラウンドや木造体育館、テニスコート、国際規格のペタンクコートがあり、ホール、温浴施設も持ち、旬の食を提供するレストランは人気が高い。
まちおこしを目的としたNPO法人が指定管理者となって運営しており、開設当初から地場産品の振興に力を入れ、売店で様々な土産物、特産品を販売してきた。
新たに始めた日用品販売は近くの工業団地にある日用雑貨卸業・福大商事と協力して取り組んでおり、値段も安く設定しているという。市の承認も受けており、洗剤、歯磨き粉、乾電池、のし袋のほか、市指定ゴミ袋を置く。
商品は売店の一角に置いたスチールラックに並べており、その隣にある冷蔵スペースには地場産の野菜を置くようにした。以前は特産のミズナを販売していたが、今回の取り組みに合わせてコマツナ、チンゲンサイ、ホウレンソウも並べている。
また、地域の人からの要望を受け、閉店したスーパーで販売していた地元豆腐店の商品も取り扱いを始めた。地場産のコンニャクもある。
山脇支配人は「今後はお客さんの要望を聴きながら、商品を増やすことも検討していきたい。日用品の買い物だけでも良いので足を運んでいただければうれしい」と話す。
写真=日用品の販売が始まっている
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