京都府福知山市大江町尾藤口の鬼ケそば(今西勝巳店長)の店内に、水鉄砲式の昔の消防用具が展示され、来店者の目を引いている。
同町金屋にある今西店長(79)の自宅にあったもので、昨年秋ごろから店の中に置き、来た人たちに見てもらっている。
水鉄砲式の用具は筒形のピストン式で伸び縮みする。約2メートルまで伸ばすことができ、バケツなどにためた水の中に入れて、筒先部分を前後に動かすことによって水を放つ仕掛けになっている。
大きな傷みはなく、今でも使える。昔は火災時だけでなく、防火用に日ごろから、かやぶきの屋根に向かって、この用具を使い水を放ち、屋根を湿らせていたらしい。今西さんは「古いものなので、これからも大切に保存したい。多くの人たちに見てほしい」と話している。
写真=今でも使える水鉄砲式の消火用具
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