新茶の季節になり、全国有数の高品質茶産地となっている京都府福知山市内で茶摘みが始まっている。市茶生産組合連合会(田中文明会長)は、両丹お茶まつり(第69回両丹茶品評会)に出品するための茶摘みを、市内各地の茶園で行っている。
茶の種類は、茶葉に覆いをして日光を制限し、渋味が少なくうま味を豊かにする「かぶせ茶」。これまで何度も全国茶品評会で産地賞1位に輝いており、昨年も第3位。両丹茶品評会では1等2席に選ばれるなど、品質が高く評価されている。
勝田裕之さんの茶園(土)で作業した初日の4月29日は、約50キロの摘み取りを目標に、爪を立ててちぎらない▽摘んだ芽をたくさん握らない-など、注意点を確認しながら、60人ほどが熱心に手を動かした。
大橋一夫市長も茶園を訪れ、「市の茶業振興に尽力していただいていることに、感謝を申し上げます。品評会で優秀な成績をあげられることを、祈念しています」と激励し、手摘み作業を手伝った。
今年の茶葉について、田中会長は「2月に雨が少なく、成長が遅れていましたが、3、4月に雨が降ったことで、よく伸びてくれました。今年の品評会も期待できるのでは」と話していた。
写真=大橋市長も手摘みを手伝った
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