京都府福知山市三和町下川合の田井サエ子さん(73)宅のポストに、シジュウカラとみられる鳥が巣を作り、卵を温めている。田井さんは「初めてのことで、まさかこんなところに巣を作るとは思いませんでした」と、とても驚いている。
ポストは木製で玄関横にあり、郵便受けのサイズは縦25センチ×横35センチ×奥行き20センチ。全体の高さが1メートル10センチで、郵便物の差し入れ口の隙間は3センチしかない。
田井さんによると、3月頃から郵便受けにコケが入るようになったといい、「最初は誰かのいたずらかと思ってコケを取り出したりしていました。でも、鳥の羽があるのを見つけ、巣だと気付いたんです」と話す。
そのころ、今と違う鳥と卵1個を確認したが、ある日突然無くなった。「ヘビが来たんだと思います」という。その後も残ったコケをそのままにしていたところ、10日ごろ、灰色の羽で背に黄色いところがある鳥がすみついているのを見つけた。
卵も8個産んでおり、田井さんはヘビよけの薬をまくなどの対策をしている。「順調に育ってくれたらうれしいです。ひなが巣立つまで見守りたい」と話す。
写真上=シジュウカラとみられる鳥が巣を作ったポスト
写真下=卵を温める親鳥
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