1958年から70年にかけて開発・販売され、てんとう虫の愛称で親しまれた軽自動車「スバル360」が、京都府福知山市蛇ケ端、福知山スバル自動車のショールームに展示されている。年配の人たちには懐かしく、若い人たちにとってはかわいらしい車として、注目を集めている。
スバル360は富士重工業(現・SUBARU)が開発。排気量356㏄の空冷2サイクル2気筒エンジンを後部に搭載したことで、大人4人が乗車できる空間を確保した。
全長2・99メートル、幅1・3メートル、高さ1・38メートル。卵の殻の形をしたモノコックボディが特徴で、車両重量は385キロと軽い。2016年には、技術面で歴史的に意義のある「機械遺産」に認定された。
福知山スバルにあるものは自社所有で、製造年は不明。スバルが出来てから今年で60年になることからショールームに展示し、来店者らに見てもらっている。
伊東敏郎・福知山スバル社長(62)は「小さいころに乗った思い出があり、そのころは中が広く、乗り心地が良いと思ったことを覚えています。技術的にもうまくつくられていて、今見てもかっこいいですね」と話している。
写真=洗練されたデザインが今も人気を集めるスバル360
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