大江山のふもと、京都府福知山市大江町佛性寺の農業、小澤五男さん(62)がこのほど、自宅で農家民宿「そばの実おざわ」を開業した。都会の人たちが、そば打ちやこんにゃく作りなどが体験できる民宿で、佛性寺での田舎暮らしを味わうとともに、民宿を利用する人たちに地区を気に入ってもらい、移住に結び付けたいとの思いもある。
静岡県御殿場市生まれの小澤さんは、30年勤めた大手銀行を早期退職。もともと田舎育ちだったため、ゆっくりとした生活がしたいと、2005年に大阪府茨木市から佛性寺に移住した。
自宅そばの田畑で米、ソバ、野菜を作り、キノコ栽培を続け、自給自足の生活を満喫する中で、自然あふれる佛性寺で多くの人たちに田舎暮らしを体験してほしいと、農家民宿の開業を計画。簡易宿所営業の許可を取り、今春に自宅を活用して民宿を始めた。
民宿に使う自宅は昭和30年代に建てられた古民家で、5人まで宿泊できる部屋を用意している。利用者には季節にあわせて、田植え、稲刈り、野菜・キノコの収穫、そば打ち、こんにゃく作りを体験してもらう。
1泊2食付きで8千円。食事は小澤さんと一緒に作る。民宿の近くには大江山や二瀬川渓流もあり、豊かな自然を満喫することができる。
小澤さんは「いろいろな農作業体験ができるので、親戚の家に泊まるような感覚で利用していただき、佛性寺や大江山を気に入ってもらえればうれしい」と話している。
民宿についての問い合わせは小澤さん、携帯電話090・5162・3702へ。
写真=農業体験では、畑での収穫作業もできる
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