春の企画展「お城の名品展~朽木氏ゆかりの文物」が、京都府福知山市内記一丁目、福知山城(市郷土資料館)で18日から始まった。13代にわたって福知山藩主を務めた朽木氏ゆかりの資料、文芸作品などが並び、来館者の興味を引く。5月28日まで。
寛文9年(1669)から廃藩置県の明治4年(1871)まで、3万2千石の福知山藩を治めた朽木氏は、6代藩主の綱貞、10代綱方など文芸に秀でた人物が多く、名品展では城が所蔵する作品などを展示している。
テナガザルのさまざまな姿態を、生き生きと表現した綱貞の「百猿図」、湖沼などで群れる雁を描いた「百鳥図」、朽木家に伝わる狩野派画家作の「鷹狩り絵巻」も並ぶ。
また優れた古銭研究者だった8代昌綱著の「和漢古今泉貨鑑」のほか、各藩主や作品の解説文なども添えられている。
城の開館時間は、午前9時から午後5時(入館は午後4時30分)まで。毎週火曜日休館。入館料は大人320円、小中学生100円。
写真=文芸に秀でた歴代藩主の作品が並ぶ
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