京都府福知山市の市役所庁舎1階文書保管室で16日深夜に起きた不審火で、大橋一夫市長は「市民にご心配をおかけし、近隣にご迷惑をおかけしたことを、深くおわび申し上げます。市としては、庁舎の管理体制を強化するとともに、再発防止に向けて全力で取り組む所存です」とのコメントを発表した。
出火した文書保管室は、過去の介護保険や高齢者福祉の運営に関する文書など、公文書が置かれているにもかかわらず、普段から無施錠だった。また不審火の発生を受け、文書保管室のドアの鍵を確認したところ、3つあるうち、福祉保健部保管の鍵の所在が不明になっていることが発覚した。
防犯カメラについては、庁舎の外側に7台、夜間通用口を入ってすぐのところに1台あるが、庁舎内部には来庁者のプライバシー保護の観点から、設置されていないという。
不審火を受け、市では文書保管室など、公文書を保管する部屋の施錠を徹底する。さらに、夜間通用口以外の出入り口が閉まる午後6時以降、庁舎に入る場合は、来庁者の身分証を確認し、入庁証を首に下げてもらうことも検討している。
ただし、庁舎内部の防犯カメラ設置は、「プライバシーの関係があるため、慎重に検討する」としている。
写真=不審火の発生現場。市は施錠を徹底するとしている
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