16日午後11時40分ごろ、福知山市内記の福知山市役所庁舎1階の文書保管室から出火した。スプリンクラーが作動して、火はすぐに消えたが、現場は普段火の気がない所で、不審火として福知山署が捜査をしている。直後の現場では鼻を突くような油類系の異臭がしていたことを、駆け付けた両丹日日新聞記者が確認している。けが人はいなかった。
現場は1階東側、乳児室奥にある福祉保健部管轄の文書保管室(約15平方㍍)で、床0・5平方㍍、床に置いてあった段ボールや書類の一部などを焼いた。火は15分ほどで鎮火した。
自動火災報知機の音で駆け付けた宿直職員が、文書保管室のドアを開け、白煙の充満とスプリンクラーの作動を発見し、119番通報した。
市によると、文書保管室のドアは普段から施錠されていなかったという。ただ、17日午前11時30分現在、宿直、福祉保健部、市民総務部で保管しているはずの鍵のうち、福祉保健部の鍵の所在がわかっていない。
窓ガラスを割るなど外からの侵入の痕跡は、今のところ見つかっていない。
今回の火災で市消防本部の車両7台と25人、市消防団中央分団の積載車1台と11人、警察などの車両7台と16人が出動した。
写真=現場を調べる消防と警察(17日午前0時20分ごろ、福知山市役所で)
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