京都府福知山市夜久野町金尾自治会(村田義昭自治会長、15世帯)の山間にある棚田の休耕田を埋めるように、黄色や白のスイセン約2万3千株が咲き誇っている。地域の景勝地「水仙の里」として親しまれており、地区内外の人たちがカメラを手に訪れている。
休耕田は村田自治会長が所有する10枚で、計約3ヘクタールある。過疎、高齢化が進むなか、地域の活力づくりにスイセンの群生地をつくろうと、7年前に有志で花を育てる会を結成し、休耕田の一部に約2千株を植え付けた。その後、村田自治会長と湯口修前自治会長の2人が中心になって管理し、毎年株数を増やし、群生地を広げている。
付近は山間部で日照時間が短く、市街地より気温が低いため成長が遅い。それでも、今年は例年より10日以上早い3月20日ごろから咲き始め、4月に入ってから暖かい日が続いた時期があったことから、一気に満開となった。
村田自治会長は「昨年11月中旬に3千個の球根を新たに植えました。花を見に来る人も年々増えていて、3万3千株を目標に育てていこうと思っています。22日に地元住民で花見を計画していますが、予想以上に開花が早く、見ごろは20日ごろまでだと思います」と話していた。
写真=棚田に植えられて咲き誇るスイセン
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