京都府警福知山署は10日、南丹署、亀岡署と合同で国道9号の交通安全啓発活動「R9(アールナイン)事故ナイン作戦」に取り組んだ。啓発用たすきをつけた警察官が白バイに乗って国道を走行。管轄の境界で隣を管轄する署員へたすきをリレーし、交通安全への思いをつないだ。
福知山署管内では昨年、人身交通事故が203件発生しており、このうち3割に当たる65件が国道9号で起きた。これを受けて同署は、9号での人身事故が同様に約3割以上を占めている南丹、亀岡両署に協力を求め、今回の作戦を企画した。
春の全国交通安全運動(6日~15日)の「交通死亡事故ゼロを目指す日」(10日)に合わせて実施した。
スタート地点の福知山署で出発式があり、姫野敦秀署長が作戦開始を宣言し、同署交通課員で元府警本部交通機動隊の平田昌史警部補(46)が「R9事故ナイン」の文字が入れられたたすきを受け取った。
平田警部補は、署員たちに見送られ、同行のパトカー1台とともに、三和町を抜けた先の京丹波町まで白バイに乗って啓発し、南丹署員へとたすきをつないだ。
福知山署の加藤剛交通課長は「交通事故が多発する国道9号への対策は喫緊の課題です。今後もこうした対策の輪が、管轄や府県を超えて広がるよう努めていきたい」と気を引き締めていた。
南丹署員は亀岡署員にたすきをリレーした。それぞれのリレー地点では、各署員と地域交通安全活動推進委員らが啓発活動も行った。
写真=南丹署員にたすきをつなぐ福知山署の平田警部補(左)
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