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両丹日日新聞2018年4月 9日のニュース

京都府議会、補選2勝で自民が単独半数

花束を受け取る家元氏 京都府議会議員福知山市選挙区、伏見区選挙区の両補欠選挙が8日に投開票され、いずれも自民公認候補が初当選したことで、府議会(定数60)の会派勢力は、自民が単独半数の30人になる見通し。次点は共産の13人。

 「相乗り」による非共産対共産の図式となった同日投票の知事選と異なり、自民と共産の公認候補が一騎打ちする「自共対決」となった福知山市選挙区補選。投票総数は2万6135票で、うち有効投票数は2万5691票。自民の家元優氏(62)が1万6461票、共産の大槻富美子氏(67)が9230票を獲得した。

 家元氏は、綾部市役所に40年勤めた行政手腕と自治会長を経ての官民双方の視点を持ち、国、府、市のパイプ役をアピールする選挙戦を展開した。

 定数、候補者数が異なるため単純比較はできないが、前々回、前回の府議選での自民公認候補の得票数はいずれも9千票弱で、家元氏は積み増した形。自民党支持層以外の保守層にも支持を広げた。

 大槻氏は、町議と市議合わせて議員生活18年の実績、治水対策促進や脱原発を訴え、森友学園問題などでの安倍政権批判票の取り込みも狙った。

 前々回、前回の共産公認候補の得票数は4千票台にとどまっており、反自民票、無党派層への浸透を図って倍増させたが、届かなかった。

 福知山市選挙区は自民が2議席を獲得したことになる。

■「1年任期 即戦力としてまい進」と家元氏

 支援者100人以上が集まる問屋町の家元陣営事務所では、勝利を確信した午後10時30分すぎに拍手に迎えられて家元氏が現れた。

 井土昇選対本部長が「苦しい戦いでしたが、みなさんが支えてくれた。ありがとう」と感謝して勝利宣言。当選の喜びから一転、表情を引き締めた家元氏は「(補選で)任期は1年しかない。即戦力として、住み良い古里づくりにまい進したい。1年後にもう一度頑張れと言ってもらえるように頑張る」と決意を語った。

 市長代理の伊東尚規副市長は「災害対策、福祉、教育など安心安全の福知山の実現には国、府、市の連携がいる。太いパイプになっていただきたい」と期待を込めた。


写真=支援者からの勝利の花束を受け取る家元氏

    

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