京都府福知山市は、4月1日付で人事異動を発令する。異動は新規採用者を除き、全体で470人（前年320人）となり、2006年の1市3町合併後で2番目の規模。退職（3月31日付）は部長級8人を含む77人、採用は83人。職員の総数は1415人（男性752人、女性663人）で、昨年同期より14人減らす。

　組織数は、市長事務部局が6部5室27課3支所95係となり、昨年同期より1部、1課減るが、2係増える。

　主な改編をみると、子育て施策を総合的に推進するため、福祉保健部に子ども政策室を新設し、子ども政策監（部長級）を配置。障害や障害のある人への市民の理解を深め、障害者の社会参加を促進する目的で、障害者福祉課も新たに設ける。

　また市民人権環境部と総務部を統合して市民総務部にし、市民の相談・窓口手続きなど関連業務を集約。農林商工部は産業政策部とし、観光振興、企業誘致の分野を地域振興部から移管し、産業観光課を配置する。

　このほか担当業務が市民に分かりやすく、利用しやすい市役所となるよう、担当部署を移管し、土木課を道路河川課、建築課を建築住宅課など、課名変更を行う。

　これらの組織機構の改編に伴い、4月1日から課や室の窓口など、配置が一部変更になるところがある。

　消防本部では、警防課と予防課を統合し、消防課を新設。市民病院でも、患者サポートセンターを置き、新設の入退院支援管理室、従前の地域医療連携室を所管することで、患者支援態勢を強化する。