京都府福知山市で2013年8月15日に起きた福知山花火大会屋台爆発炎上事故を受けて、大会実行委員会（会長・谷村紘一福知山商工会議所会頭、事務局・同商工会議所）が事故の死傷者57人を対象に進めていた被害者救済の示談交渉が、27日までに全て成立したことが、わかった。

　事故は13年8月15日午後7時30分ごろに発生。過失は火元の屋台店主にあるが、服役で対応できないため、実行委員会が道義的責任のある大会主催者として被害者との示談交渉に取り組んできた。

　17年8月15日時点で51人と成立し、その後、残る6人との話し合いがまとまった。

　実行委員会総合副事務局長の梶村誠悟・商議所常務は「被害者全員との救済の合意はできましたが、これで終息宣言とは思っていません。実行委員会の事務処理や今後の方向性を決めることなど、すべきことはあります」と話す。


写真＝事故の後、現場近くに手向けられた花束（2013年8月18日撮影）

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