福知山観光地域づくりセンター(山本美幸センター長)は10日午後から夜にかけて、ライトアップの研修を開いた。照明デザイナーでLEM空間工房の代表取締役、長町志穂さんを講師に、福知山城で実践。ライトアップのコツを教わった。
センターでは、京都府福知山市が取り組んでいる城のライトアップ事業などを、より魅力ある景観づくりにつなげようと、今回の研修会を企画。まちづくりに取り組んでいる団体やセンターの職員ら約40人が参加した。
最初に市丹波生活衣館で長町さんの講演があり、参加者はライトアップによるまちづくりの事例などを聴いてから城へと移動した。城では城内入り口付近の井戸に集まり、3種類のLED照明器具の明るさ、色合いなどを確認。井戸の中を照らすという長町さんのアイデアも実践した。
城の見せ方では、石垣は下から照らすと凹凸がはっきりするといったコツの説明を聴いた。このあと城の下に移動し、市が普段行っている城のライトアップに加えて、石垣や桜の木を照らした状態を比べた。
参加者からは「石垣を照らすだけでも全然違うなぁ」「一段ときれいになる」などの感想が漏れ、山本センター長は「より良い景観作りができるよう、教わったことを実現できるようにしていきたい」と話していた。
写真=井戸の中を照らす長町さん(左から2人目)
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