農家民泊に関心のある人らを対象にした「里泊~第2回農家民宿開業セミナー・交流会」が11日、京都府福知山市駅前町の市民交流プラザで開かれた。農家民宿を活用し、地域産業を掘り起こし、地域の再生につなげることなどを目的に、福知山観光協会(福島慶太会長)が主催した。
セミナーには福知山市内の8人が参加。ケーキやお好み焼きなど、カボチャを使った共同調理体験をし、試食をした後は、大江町佛性寺の農家民宿「そばの実おざわ」を経営する小澤五男さんの体験談を聞いた。
小澤さんは、福知山に環境が似ているという静岡県御殿場市出身。2005年に佛性寺に移住し、翌年には米作りを始めた。そば屋の開業が夢だったが、設備や栽培などの理由からそば屋だけの開業は難しいと考え、共同調理ができる農家民泊に切り替えたという。
また小澤さんは「米やそば、キノコ、コンニャクなど、安心安全な食、田舎にしかない味を後世に伝えていきたい」と思いを語った。参加者たちは、うなずきながら話を聞き、資料に熱心に目を通していた。
このあと、参加者同士の交流会があり、それぞれ意見を交わした。
写真=小澤さんの話に耳を傾ける参加者たち
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