1920年代からヨーロッパで流行した装飾様式、アール・デコをテーマにした展示会が、京都府福知山市内記一丁目の市佐藤太清記念美術館で開かれている。「アール・デコとラジオ展」と題して、この様式があしらわれたラジオや家具、ポスターなど91点を並べ、当時のデザインの魅力を伝えている。30日まで。
市・京都工芸繊維大学連携企画で、市と工繊大、美術館が主催、福知山公立大学が後援する。工繊大美術工芸資料館が所蔵する名品をそろえた。
アール・デコは、1920~30年代前半にかけて、フランスを中心にヨーロッパで人気を集めた装飾様式で、直線的なデザインや幾何学模様などが特徴。1925年、パリで開催された現代産業装飾芸術国際博覧会(通称「アール・デコ博」)がきっかけとなり、アール・デコと呼ばれるようになった。
市美術館には、ポスターや工芸品、家具などをずらりと展示。アール・デコ期のデザインのあり方を象徴するとされるラジオには、コバルトブルーの色が鮮やかなもの、機械的な見た目のものなどがある。ラジオは詩人・谷川俊太郎さんのコレクションから工繊大に寄贈された品。アメリカやイギリス、ドイツ、日本など各国の違いを味わいながら、じっくりと見る人が多い。
兵庫県神戸市から足を運んだという夫妻は「こんなに多彩なラジオがよく集まったものですね」と感心していた。
開館時間は、午前9時から午後5時(入館は同4時30分)まで。火曜休館。入館料は大人210円、子ども100円。
■シンポジウムやワークショップも■
シンポジウムとワークショップ、ギャラリートークの関連イベントも企画している。
シンポジウム「アール・デコとラジオの時代-1920、30年代を中心に」は4日午後2時から、ハピネスふくちやまで。予約不要で入場無料。中村ラジオ博物館の中村邦夫館長、工繊大美術工芸資料館の並木誠士館長、同館の平芳幸浩准教授が登壇する。
ワークショップ「アール・デコ・スタイルのラジオボックスをつくろう」は21日午後2時から、美術館2階の展示室で。厚紙の箱にラジオパーツ型のシールを配置し、アール・デコ調のラジオをデザインする。先着15人。参加は無料だが、入館料がいる。予約が必要で、希望者は美術館、電話(23)2316へ。
ギャラリートークは4、21両日の午前11時から、美術館2階の展示室で。工繊大大学院デザイン学科の学生が解説をする。予約不要だが入館料が必要。
写真=多彩なデザインのラジオに感心する来館者が多い
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