京都府福知山市蛇ケ端、福知山城周辺賑わい創出施設・ゆらのガーデンで、兵庫県明石近郊の魚介類を中心に提供する創作和食店「淑徳魚苑 魚福」が3月1日午前11時にオープンする。福知山淑徳高校調理系列を卒業した若者らでつくる会社が運営し、同校とのタイアップにも力を入れ、食を通じての地域活性化にと意気込む。
運営するのは、明石市公設卸売市場内で本社を構える物流・食材卸業の株式会社フードランナー。阪上定征社長(37)をはじめ、正社員4人のうち3人が淑徳高OBの30代で、古里の福知山で初めての飲食業に挑戦する。
明石の昼の競りで小売店が直接買い付けることで素早く消費者のもとに流通する「明石昼網」から、新鮮食材を毎日運び込む。明石鯛など瀬戸内海産の魚介類を武器に、海鮮丼、魚しゃぶ鍋、ちゃんちゃん焼きなどを看板商品にする。淑徳高と協力してメニュー開発に取り組み、月1回程度のコラボ企画もしたいという。
淑徳高OBで魚福の店長を務める調理師の畑田修作さん(37)は「海流が早く身が引き締まっている明石の魚介類を福知山で楽しんでいただければと思います。淑徳高とコラボできることも心強く、魅力ある店にしたい」と話す。
■店内は和モダンに■
店舗はゆらのガーデン入り口すぐの木造2階建てで、1階部分の約150平方メートルを使う。店内はモノトーンや落ちついた色の和風とモダンを融合させた内装で、カウンターとテーブルで計35席。カウンター席は厨房での調理の様子を見ることができる。
4人掛けテーブル席の仕切りを取り外して16席程度の宴会席にできるほか、完全個室の特別室も2室ある。同社は「しっとりと落ち着いた空間を作りたい」とする。
営業時間は昼が午前11時から午後2時まで、夜が午後5時から9時まで。水曜日が定休で日曜日は昼のみ営業。電話(23)1870。
■3月3日にはマグロ解体ショー■
同店はオープン記念イベントを予定しており、3月1、2両日は海鮮丼バイキング(税別1480円)、3日は午前11時からマグロの解体ショーをして切り身を販売する。夜はマグロの漬け丼を提供する。4日から18日までは、限定メニューで明石の市場直送の魚の魅力を広めたいという。19日から通常メニューでの営業になる。
写真上=3月1日にオープンする
写真下=和モダンの雰囲気の店内
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