2017年分の所得税・復興特別所得税の確定申告の受け付けが16日、一斉に始まった。京都府福知山市篠尾新町の福知山税務署にも、朝から多くの人が訪れている。3月15日まで。
申告の対象者は、給与所得が年間2千万円を超える人▽自営業の人▽医療費や住宅ローンで控除を受けることができる人ら。
今回から医療費控除が大きく変わり、これまでの領収書の提出から明細書の提出となった。明細書の代わりに、健康保険組合などから送られてくる「医療費のお知らせ」を添付書類として利用できるようになり、書類作成の作業が簡略化できる。ただし、自己負担した医療費の表示がないものは、明細書代わりにはできず、記載がない月の分は明細書に記入する必要がある。
また、少額の市販薬代が控除対象になる新たな税制「セルフメディケーション税制」(医療費控除の特例)での申告も始まった。
税務署での相談の受け付けは午前9時から午後4時まで。混雑の状況によって受け付けを切り上げる場合がある。土、日曜日は閉庁。申告者はマイナンバーが分かる書類と申告者の身元が分かるものを持参する。福知山税務署は数字を入力すると自動計算するパソコンを初日は10台準備。分からないところは職員が手助けしている。今後12台に増やす。
また、自宅でできる電話相談、国税庁ホームページの確定申告書等作成コーナー、電子申告のe-Tax(国税電子申告・納税システム)の利用を呼びかけている。
写真=福知山税務署に多くの人が確定申告で訪れている(16日午前10時ごろ)
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