出されたお茶の種類や産地を当てる「茶香服大会」が7日、京都府福知山市大江町河守、JA京都にのくに大江支店であった。茶の生産者ら34人が味や香りを確かめ、鑑定する技を磨いた。市茶生産組合連合会(田中文明会長)が主催し、13回目になる。
茶香服は鎌倉時代に中国から伝わり、公家や武家社会で優雅な遊びとして流行したという。同連合会では茶の生産向上につながればと毎年大会を開いている。
田中会長はあいさつで、昨年は台風の影響で茶園が冠水したことなどに触れ、「茶園はどこも大変だけれど、関係者のみなさんにも協力して頂きながら、頑張っていきたい」と語った。
諸注意のあと競技開始。湯の温度や茶の量などをそろえた両丹産の玉露、鹿児島や滋賀産の煎茶など5種を用意した。参加者は、香りをかいだり口に含んだりしながら、25点満点で順位を競った。
初めて参加した大江町二箇下の大槻雅子さん(70)は「自分の中に味への先入観があって、難しいです」と話していた。
上位は次のみなさん。カッコ内は所属組合名。
(1)勝田洋平(大江)20点=府中丹広域振興局長賞(2)田中美津枝(新興)16点=福知山市長賞(3)夜久栄吾(土成)15点=京都丹の国農業協同組合長賞(4)大槻成利(同)13点(5)井田公子(井田)12点
写真=真剣に茶の味を確かめる参加者
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