福知山SL保存会(塩見充男会長)は28日、京都府福知山市広小路通りの福知山鉄道館ポッポランド2号館に静態保存されている蒸気機関車(SL)C58形56号機の清掃をした。新年を前に車体をピカピカに磨き上げた。
保存会は旧国鉄やJRに勤務していた人たちで1981年に結成。年4回、SLの清掃を続けている。
1939年に製造のC58形56号機はかつて、山陰線や舞鶴線などを走った。長さ18・3メートル、幅2・8メートル、高さ3・9メートルある。
清掃作業は会員10人が参加。車体の汚れやほこりを取り除いたあと、専用液で隅々まで磨き上げた。最後に車体前面に国旗を飾った。
塩見会長(76)は「東京など遠方から見に来られる人もいて、きれいな状態で保存されていると、褒めてもらっています。きょうもきれいになり、ピカピカの状態で新年を迎えることができます」と話していた。
2号館は年内は休館で、年明けは1月5日から開ける。
写真=C58の車体を磨く会員たち
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