京都府福知山市の下川口地区福祉推進協議会(和久敏一会長)は、一人暮らしの高齢者らに赤飯を配る「こころもち運動」に23日取り組んだ。天津小学校5、6年生も参加し、大人たちに交じってパック詰めなどの作業をし、各家庭や地元の高齢者施設に届けた。
良い正月を迎えてもらうことや、子どもたちの助け合う心を養う目的で始まり、今回で26回目を迎えた。以前は餅をついて届けていたが、のどに詰まらせる事故を防止するため、一昨年から赤飯に変更している。
今年も協議会の役員、天津小児童と教職員、ボランティア団体いずみ会の会員ら50人ほどが参加。勅使の下川口会館に集まり、蒸しあがった赤飯を、みんなでパックに詰めていった。
また児童が「寒い日が続いていますが、お元気ですか」「お体を大切に長生きしてください」などと書いたメッセージカード、縁起物のナンテンなども添え、ナイロン風呂敷で包んで仕上げた。
天津小6年の和久純也君は「2回目の参加で、昨年は持って行ったときに『ありがとう』と言ってもらえて、温かい気持ちになりました。今回もみんなで協力して作業したので、喜んでもらえたらうれしい」と話していた。
作業が終わったあとは、会員と児童らが手分けして配った。「これからもお元気で」といった言葉とともに、合計87人分を高齢者宅やニコニコハウスに届けた。
和久会長(69)は「天津小の統合の話があるので、小学生の参加をどうするか考える必要はありますが、活動自体はこれからも続けていきたい」と話していた。
写真=赤飯のパック詰めをする天津小の児童たち
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