大きなわらじを引っ張って地区内を回る「山の神」の行事が24日、京都府福知山市大江町天田内であり、地元の小中学生13人が山の中の祠をめざして地区内を歩いた。山の安全を願う地区の伝統行事で、地区の子ども会(河田知幸指導員)が取り組んだ。
参加できるのは小学1年生から中学3年生まで。以前は男の子の行事だったが、少子化の影響で女の子も加わり、続けている。
わらじの大きさは縦横1・5メートルほどで、前日の23日に子どもたちがわらを打ち、夜に大人たちが編みこんで作りあげた。
24日朝から地区の公民館に集合し、みんなで「山の神の十二とう。みやげくれんと通さんぞ」と言いながら地区内を巡った。家から出てきた住民たちは大きなわらじの上にお供えをした。
公民館から1キロ余り離れた山腹の祠に着くと、祠のそばにある木にわらじをつるした。
写真=大わらじの上に、住民たちがお供えをした
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