福知山市献血推進協議会は5日、京都府福知山市内記五丁目の惇明小学校(有田博之校長)で「献血ワクワク未来体験」と題した出前授業を3年生102人を対象に行った。献血の模擬体験などがあり、児童たちは献血の仕組みや大切さなどを学んだ。
若者の献血離れが進む中、早くから親しみと関心を持ってもらえるようにと企画。京都府赤十字血液センターの協力を得て多くの学校で取り組んでおり、同校では昨年に続いて2回目となる。
学級ごとに献血車内で模擬体験をした。児童たちは、看護師に問診票を提出し「元気ですか」などの質問に答えたあと、腕をまくり、針は刺さずにアルコール消毒などの手順をなぞった。
また血液センター職員による授業もあり、献血とは血液を必要とする人のために自分の血液を誰かに分けてあげることで、命のボランティアであると説明を受けた。
1組の上岡龍成君は「模擬体験は怖かったけど楽しく学べました。献血が大切なことを知ったので、お父さんとお母さんにも伝えたい」と話していた。
昨年度の市内での献血者数は3955人で、このうち10代と20代は16%にあたる合計664人だった。
写真=献血の模擬体験をする児童
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