自転車で世界一周をした坂本達さんが、京都府福知山市勅使の天津小学校で講演をした。児童、保護者らを前に、坂本さんは「いろんなことを考えすぎず、まずやってみることを大切にして」と、チャレンジする大切さなどを話した。
同校の人権学習参観に合わせて、天津公民館との共催で2日に講演会を開いた。世界に目を向け、日常生活を振り返る機会にと、坂本さんを招いた。
講演のテーマは「自転車世界一周から学ぶ人間関係と友達作り」。東京都出身の坂本さんは、1992年に株式会社ミキハウスに入社。95年から4年3カ月間、有給を取得して、1人で世界43カ国を巡った。総走行距離は5万5千キロに及ぶ。
スライドで世界一周の様子を映し、ギニア共和国のある村に行ったときにはマラリアにかかり、自分のために村に数本しかない注射を全て使ってくれたというエピソードなどを紹介した。
帰国後に書いた本で得た収入で村に恩返しをしたことも話し、自分のことよりも相手を思いやれることの素晴らしさを説いた。
また、夢をかなえるためには「失敗をしたら引き返せばいい、いろいろな経験が必要」と話し、いろいろなことに挑戦するときには、自分からあいさつをすること▽ありがとうを伝えること▽自分の持ち味を生かすのが大切であることなどを伝えた。
写真=思い入れのあるギニア共和国の村の民族衣装で話す坂本さん
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