京都府立福知山高校陸上競技部1年の足立悠都選手(16)=福知山市立成和中出身=が、10日から13日までアラブ首長国連邦(UAE)のドバイで開かれるアジアユースパラ競技大会に、日本代表として出場する。
■福知山高校陸上部 足立悠都選手■
パラリンピックへの登竜門とされる大会で、現在世界で活躍する多くの選手たちがこれまでに出場している。水泳や卓球など10競技あり、陸上は14歳から17歳までが対象で、日本からは優秀な成績を記録した29人が出場する。
足立選手は、生まれつきの病気などのため左腕が短く、握力はほとんどない。普段は走り高跳びをメインにするが、今大会は出場する選手数の関係で、100メートルと走り幅跳び競技に出場する。
2020年の東京パラリンピック出場をめざし、今年の春から陸上を始めた。幼少期から体を動かすことが好きで、小学生の時には社交ダンスで全国2位になったこともある。陸上を意識したのは、中学3年時の9月。リオデジャネイロパラ大会を見て、選手の活躍に感動した。
その2カ月後には縁あって、東京パラのメダル獲得有力者を発掘する事業に参加。陸上関係者からその能力の高さを評価された。
中学校ではソフトテニス部に所属したが「大きな世界大会に出場したい」との思いで、陸上を始めることにした。
身長180センチ、体重55キロと跳躍選手向き。走り高跳びでは、自己ベスト1メートル50を記録し、今年7月には日本パラ陸上連盟の強化指定選手に選ばれた。
「海外の大きな大会に出るのは初めてで不安もありますが、世界にはどんなすごい選手がいるのか楽しみです。メダル獲得を目標に、良い経験にしたい」と意気込む。
写真=メダル獲得を目標にアジアユースパラに出場する足立選手
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