福知山観光協会(福島慶太会長)はこのほど、京都府福知山市大呂の天寧寺周辺を散策する「ふれあいハイキング」を催した。市内や神戸、綾部、京丹後各市から参加があり、計28人が木々の紅葉を楽しみながら歩き、天寧寺では貴重な宝物を拝観した。
京都丹後鉄道下天津駅を出発し、瘤木古道、華浪峠、山神神社、瘤木鉱山跡、天寧寺などを巡り、下天津駅に戻る約10キロのコース。福知山観光ガイドの会の塩見豊会長が案内役を務めた。
天寧寺では、宝物や判物を特別拝観。猪崎城主の塩見大膳が、天正7年に寄付した国指定重要文化財の「絹本着色十六羅漢像」、明智光秀と明智秀満の自筆判物などを見た。
それぞれ明智光秀公研究会の山口正世司会長が解説。天寧寺の初代住職、愚中周及が1350年ごろ、中国の金山寺に学問僧として出向いた際、寺主に気に入られ、贈られた貴重な軸物や袈裟などが、いまなお残っていることも紹介した。
このほか、なぜ天寧寺には多くの宝物が、現代まで受け継がれているのか−といった説明もあり、参加者は「天寧寺に、こんなに宝物があることを知らなかった」「興味深い話ばかりで、勉強になった」と喜んでいた。
写真=天寧寺で山口会長の解説に耳を傾ける参加者
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