京都府福知山市西小谷ケ丘、福知山公立大学生らが手掛けたミニブック「福知山マラソンＡｔｏＺ」が完成した。福知山マラソンの魅力、独自性を探り、アルファベットのＡからＺまでを頭文字とした26個のキーワードに当てはめ、まとめたもので、ランナー全員に配布することにしている。余った分は、希望者へ無料で配布する。

　塩見直紀准教授が教える地域経営学科の3回生6人のゼミで、学生らが地域に飛び出し、課題を学び解決に挑戦する「地域協働型実践教育」の一環として取り組んだ。

　例えば、「Ｄ」は田園型マラソン（田んぼや自然の景色を楽しめるコースを巡るため）、「Ｓ」はスイーツエイド（市が推進するスイーツの街にちなんでスイーツの給食所を設置しているため）、「Ｖ」はボランティア（子どもから年配の人までボランティアに参加していることから）としている。

　中には、これまでに福知山マラソンを完走した学生もいて、臨場感のある文章が添えられているものもある。

　作った部数は1万1千部。大きさはＣＤジャケットサイズとなっている。18日には、ゼッケンなどの袋への封入作業が行われるため、一緒に入れることにしている。

　希望者は携帯電話090・6249・6539の塩見准教授へ問い合わせを。


写真＝全ランナーへ配布予定のミニブック