京都府福知山市猪崎、三段池公園内の市児童科学館イベント広場で「日食・月食写真展」が開かれている。舞鶴工業高等専門学校名誉教授の塩見堯さん(77)=勅使=が国内外で撮影した皆既日食、月食など神秘的な写真が展示されている。
塩見さんは定年退職後、独立行政法人科学技術振興機構の理科支援員を務めた。その後、2009年夏に鹿児島県で皆既日食が観測されたのを機に、天体の神秘に魅せられて本格的に天体観測を開始。壮大な皆既日食を主に写真撮影を続けている。
会場には、自動追尾装置が付いた赤道儀に載せた一眼レフで撮影した写真21点、太陽系惑星の解説図16点を展示。「金星の太陽面通過」(12年6月、自宅で)、太陽表面から吹き上がるピンクの炎「プロミネンス」(12年11月、オーストラリア・ケアンズで)、赤銅色の「皆既月食」(14年4月、ハワイのオアフ島で)、皆既日食中の「ダイヤモンドリング」(16年3月、インドネシア中部のスラウェシ島で)などがある。
今年8月のアメリカの皆既日食にも撮影にでかけ、カンザスシティーで待ち構えた。途中で雨天となって皆既は見えなかったが、「部分日食」の写真を出品している。
同展は12月10日まで。時間は午前9時から午後5時(入館は午後4時30分)まで。毎週水曜日(祝日と重なる場合は翌日)休館。入館料は大人310円、こども150円。
写真=会場に展示されている皆既日食などの写真
[PR]
株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232
著作権
このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。