京都府福知山市の福知山署(山田健一署長)は1日、地域住民と手作りした指名手配犯広報用の顔出し看板の設置式を同署前でした。制作に協力した大江町の福祉施設、大江作業所の利用者らも参加し、式のあと記念撮影をした。
指名手配被疑者捜査強化月間(10、11月)に合わせた取り組み。地域住民が指名手配犯への意識を高める機会になればと、大江町の南有路駐在所の菊池司晃巡査長(29)が、同作業所に依頼して看板の制作を企画。10月に菊池巡査長の妻、愛さん(31)が下書きをし、作業所の利用者らが色を塗った。
設置式には、作業所利用者6人と愛さんらが出席。署員らがビニールを張るなどした看板に、指名手配犯11人の顔写真をみんなで貼り付けて完成させた。
山田署長は「駐在所員と地域の人とが協力することで、役立つ看板が出来ました。市民のみなさんに見ていただき、犯人の検挙につながればと思います」と話した。
看板は横約180センチ、縦約90センチの大きさで、逃げる犯人を警察官が追いかけるという構図。警察官の顔の部分はくり抜き、顔を出して写真を撮ることができる。掲示は30日まで。
両端には昨年、京都北都信用金庫大江町支店が制作した府警本部マスコットキャラクターのポリスまろんとみやこの案山子を立てた。
写真=顔出し看板と制作に関わった人ら
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