京都府福知山市大江町出身者で、大阪府内やその近郊に暮らす人たちでつくる大阪大江会(佐藤益一会長、70人)が、「ふるさと訪問」と称して大江町を訪れた。母校や観光施設などを回り、久しぶりに古里の空気を味わった。
ふるさと訪問は年1回実施。今年は、台風21号の影響で大江町が大きな被害を受けたため中止することも考えたが、会員たちで元気を届けようと訪問を決定。10月28、29両日に10人が参加した。
28日は、会員の多くが卒業した大江高校を訪ねた。永井正樹校長が学校の現状を説明。地方創生教育の実践が生徒たちのキャリア形成につながっていると評価され、「キャリア教育優良学校」として文部科学大臣表彰を受けたことなどを話した。
また生徒数については、多い時で1学年6クラスあったが、現在は3クラスに減っている状況を述べ、「少子高齢化の中ではありますが、大江高校は残していきます」と力強く語った。
続いて視聴覚室で同校ブラスバンド部「ビッグ・インレット・ジャズ・バンド」が歓迎の演奏をした。会員たちは生徒9人の熱演に「迫力がある」と感心していた。
このあと田中重春副校長が学科の変遷や部活動などについて詳しく説明した。会員たちはスタジオの機能を持つ映像実習室も見学。自分たちが通っていたころの学校と様変わりしていることに驚いていた。
同会の志賀茂副会長(70)=大江町在田出身=は「良い環境のもとで、生徒たちが自立心を持ってやりたいことに取り組んでいる様子がよく分かりました」と話していた。
29日は佛性寺の日本の鬼の交流博物館、鬼のモニュメントや公庄のテナガエビ養殖試験場などを巡った。
写真=大江高校の映像実習室を見学する会員たち
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