京都府福知山市は、台風21号で被災した家屋の状況調査を27日から本格的に始めた。床上、床下といった浸水の程度などを確認し、一部損壊と半壊、大規模半壊、全壊に分類するもので、罹災（りさい）証明書の発行に必要となる場合がある。

　初日の調査では、税務課の職員6人が2班態勢で石原地区を訪ねた。居住者からの聞き取りや目視などで状況を確認し、内閣府指針を基に被害の程度を判定していった。

　居住者が不在の場合は、家に不在票を入れた。連絡を受けたあと、日程を調整して後日訪問するという。

　今後については、在宅の場合が多い土、日曜日は、計8人の4班を組み、調査にあたる。28日は引き続き石原地区、29日からは大江地域などで実施し、11月初旬の調査完了をめざしている。


写真＝被害状況を確認する市職員（27日午前10時15分ごろ）