公職選挙法等の一部改正(15年)で選挙権年齢が18歳以上になって初めての衆議院議員総選挙を前に、福知山市大江町金屋、京都府立大江高校(永井正樹校長)が模擬投票の授業をし、実際に投票権を持つ生徒も含め2、3年生が京都5区の候補者に「一票」を投じた。
大江高では2015、16年度に府教委の「法やルールに関する教育」の研究指定を受け、3年生を中心に主権者教育を進め、模擬投票や市議会議員との懇談会などもした。
今年度は指定を受けていないが、引き続き生徒たちに選挙に対する自覚と責任を持ってもらおうと、2、3年生を対象に主権者教育に取り組んでいる。
生徒たちは衆議院の解散、総選挙が決まってから、授業で選挙の意義や投票の仕方などを学習。18日からクラスごとに模擬投票をしてきた。
3年3組では20日に現代社会の授業として行った。
担当教諭が、若い人たちの投票率アップを目的に18歳以上20歳未満にも選挙権が与えられた経緯や、選挙運動でやってはいけない事項などを説明。このあと模擬投票に移った。
今回は小選挙区のみで、生徒は廊下に置かれた記載台で京都5区の候補者5人の中から1人を選び、投票用紙に記入。投票理由も書き、そばの投票箱に入れた。
3年生98人のうち、今回の衆院選で投票権があるのは54人。3組の小野澤広晃君(18)は「候補者の公約を見て、自分の考えと近い人を選んで投票しました。実際の投票には親と行きます」と話していた。
実際の選挙で投・開票が行われたあとの23日以降に、模擬投票の投票箱を開き、実際の投票結果と比較する。
写真=模擬投票で一票を投じる生徒(20日午前9時すぎ)
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