福知山市大江町河守中央、美河小学校(日下雅之校長、133人)で、京都大学の学生たちが講師を務める「おもしろ科学体験会」が14日に開かれた。児童らがものづくりや実験を通して、科学への興味を深めた。
府教委が京大と連携して行っており、子どもたちに科学の楽しさを伝えるのが目的。4〜6年生のうち、希望する39人が体験した。
京大からは理学研究科の学生17人が訪問。メイン会場となった体育館に、さまざまな科学に関する体験ができる12ブースを設けた。
コイルや磁石などを材料にした「ぐるぐるスピーカー」、帯状の色紙を組み合わせて作る菱形十二面体の製作のほか、2枚の偏光板を使って物の見え方の違いを知る体験などのブースがあり、児童が順番に回った。
ぐるぐるスピーカーのブースでは、京大生が作り方を説明。児童たちは15分ほどで完成させた。実際に音楽を流すと、「聞こえる」と大喜び。音が流れる仕組みを、京大生から教わり、理解していた。
他のブースでも学生たちが分かりやすく体験の仕方を教え、子らの科学への興味を誘った。
このほか特別教室での4次元デジタル宇宙シアターもあり、3D眼鏡を使い、目の前まで飛び出すように迫る銀河の映像などを見た。
ぐるぐるスピーカーを作った4年生の竹田奏さんは「磁石などを使って、こんなに簡単に音が出るとは思いませんでした。本当に不思議でした」と話していた。
写真=ぐるぐるスピーカーを作り、音が聞こえるのを確かめる児童
[PR]
株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232
著作権
このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。