京都府福知山市の市教育委員会は、市立小中学校に勤める教職員の長時間勤務を是正する取り組みを10月から始める。土・日曜の部活休止日(休養日)と早退勤デーを隔週でそれぞれ一日設定し、職員の勤務時間や負担の軽減につなげる。
全国的に教職員の長時間労働が問題化するなか、市教委は2014年から、市立学校教職員の勤務実態に関する検討会などを開き、学校関係者らと教職員の勤務実態の把握、勤務時間の適正化などについて検討してきた。
その結果、小中学校とも午後6時には全教職員が退勤する「早退勤デー」、中学校で土・日曜のどちらか一日の部活動を減らす「土日の部活休止日(休養日)」をそれぞれ設定することにした。
10月からそれぞれ隔週で取り組み、具体的な実施日は各校で決める。さらに、18年4月からは週一日以上の実施をする予定。
市教委の眞下誠学校教育課長は「長時間労働改善に向け、教職員の意識づけから始めたい。ただ単に時間を短縮するだけでなく、業務の負担が軽減できる仕組み作りも考えていきたい」と話す。
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