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両丹日日新聞2017年9月25日のニュース

特急「丹後の海」 最後の5編成目が完成 

特急「丹後の海」 「海の京都」のシンボル列車、京都丹後鉄道の特急「丹後の海」5編成目が完成した。旧北近畿タンゴ鉄道時代から運行が始まった特急列車「タンゴ・ディスカバリー」のイメージを一新した藍色メタリックの高級感あふれる車両。これで、20年余り経過した車両すべてのリニューアルを終えた。

 「丹後の海」は、工業デザイナーの水戸岡鋭治氏が設計・デザインした。一昨年11月から運行を始めたが、高級感のあるデザインと木の温かみのある内装が人気を集め、丹鉄のシンボル的な車両のひとつとなっている。

 5編成目も、自由席車両と指定席車両の2両からなる。今までのコンセプトを踏襲して、くつろぎの空間を演出。自由席側のパブリックスペースの天井部分には京の伝統技術で本金箔を施した楕円のお椀状の飾りを設置。沿線素材の活用として、丹後ちりめんのヘッドカバー、のれん、タペストリーを採用した。


 JR山陰線を走る特急「はしだて」、特急「まいづる」、福知山と丹後を結ぶ「たんごリレー号」で使う。

 京都丹後鉄道は京都府北部と兵庫県北部にまたがる第三セクター鉄道で、ウイラー・トレインズ(寒竹聖一社長)が運営している。


写真=5編成目の「丹後の海」

    

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