プロバスケットボールのＢリーグに所属する京都ハンナリーズの選手が、京都府福知山市野花の上川口小学校（高橋正則校長、88人）で20日に開かれた秋季大運動会に参加した。　訪れたのは、7月にチームに加入したばかりの晴山ケビン選手（24）。京都府の「京のスポーツ夢バンク」事業を利用し、バスケットボール教室を行う予定だったが、台風18号の影響で順延した運動会に参加することになった。

　身長189センチの晴山選手がグラウンドに登場すると拍手が送られ、児童たちからは「体が大きい」と驚きの声が上がった。

　晴山選手は、6年生11人と一緒に玉入れに参加し、「私の出身校も上川口小のように児童が少ないところでした。子どもたちには、ひとつでもよいので他人には負けないもの、得意なものを磨いてほしい」と話した。

　小学生ミニバスケットボールチーム「Ｎ・パワーズ」のメンバー、谷口響主将（6年）は「ハンナリーズのファンなので、プロ選手に会えてうれしかった。とても身長が高かったです。バスケをもっと頑張りたい」と笑顔を見せた。

■福知山市長を表敬訪問■

　このあと、晴山選手はハンナリーズの代表者らとともに大橋一夫・福知山市長を市役所に表敬訪問。30日から開幕する今シーズンの意気込みなどを伝えた。


写真＝6年生が晴山選手と一緒に玉入れをした