青年海外協力隊員として、京都府福知山市北羽合在住の野崎真理子さん(27)が12月から、インドネシア共和国へ派遣される。職種は助産師で、19年12月までの2年間。野崎さんは「地元の人たちの協力を得て、妊産婦や乳幼児の健康を守るために、長く継続していけるプロジェクトを立ち上げることが目標です」と抱負を語る。
青年海外協力隊事業は、独立行政法人国際協力機構(JICA)が、国際協力の志を持った人たちを開発途上国へ派遣、課題解決に貢献することを目的として取り組んでいる。
野崎さんは、兵庫県立大学看護学部・看護学研究科で学び、大学院生のころは京都市内で助産師としてアルバイトをしながら、フィリピンの助産師について研究を深めた。在学中に看護師、保健師、助産師の資格を取得した。
派遣先は、南スラウェシ州タカラール県保健局。地域を巡回して、乳幼児の死亡率を減らすことなどに努め、同僚の助産師への指導にもあたる。
民間・非営利の国際団体・国境なき医師団のニュースレターを見た中学2年生のころから、海外へ行きたいと思っていた野崎さん。「家族も応援してくれていますし、ずっと温めてきた夢だったので、現地で力になれるよう頑張りたいです」と意気込む。
15日には、大橋一夫福知山市長を表敬訪問し、市役所で対談をした。大橋市長は「しっかりと経験を身につけてきてほしい。期待しています。体調に十分気をつけて」とエールを送った。
写真=大橋市長から激励を受け、笑顔を見せる野崎さん
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