京都府福知山市新庄の農業、芦田早苗さん(68)は昔ながらの農業を再現している。10日には自宅近くの田んぼで、古い足踏み式の機械を使い、古代米の紫黒米の脱穀作業をした。脱穀の前には手刈りの稲刈りも行った。
芦田さんは昨年初めて、0・2アールで紫黒米を栽培。今年は2カ所の田んぼ計約1アールで育てた。
脱穀作業は昨年、手刈りしたあとに、手でしごいていたが、今年は知人からもらった足踏み式脱穀機を使うことにした。
脱穀機の踏み板を踏んで歯のついた胴を回転させ、ここに刈り取った稲の束を当てると、勢いよくもみが飛び散った。
芦田さんは「足踏み式脱穀機は子どものころに手伝いで使った記憶があります。昔の米作りはすべて手作業で、当時の人の苦労がしのばれます」と話していた。
後日、もみとわらくずなどを風圧で分ける「唐箕」という道具を使っての作業もすることにしている。
写真=歯の部分に稲の束を当てて脱穀する芦田さん
[PR]
株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232
著作権
このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。