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両丹日日新聞2017年9月 7日のニュース

栽培から収穫まで 児童が育てたブドウの販売体験

菟原小学校 京都府福知山市三和町菟原中、菟原小学校(奥田正雄校長)の3、4年生が5日、地元の特産品「三和ぶどう」の販売体験をした。児童自らが午前中に収穫したブドウを一つひとつ丁寧に袋詰めをして午後に校内に並べ、元気よく売った。

 同校では毎年、農家の協力を得て、3、4年生がブドウ作り体験をしており、農家の苦労と喜びを知ることを目的に昨年から販売体験もしている。

 児童10人は、友渕の大原野開発生産組合(高根利数組合長)が所有する約1ヘクタールのブドウ園から木を1本借り、高根組合長らに教わりながら栽培をしてきた。ジベレリン処理、房ぞろえ、6月は袋かけなどに汗を流した。

 5日は2校時目に、指導を受けながらブドウ93房を収穫。3、4校時にごみを取り除くなどをしてから、同組合から譲ってもらった販売用のパックや袋に450グラムずつ分けた。

 販売は全校児童の保護者、教員が対象で、事前に注文を取っておき、販売時間になると、保護者から代金を預かってきた児童たちが商品を買い求めた。3、4年生は「いらっしゃいませ!」と元気よく声を出して販売した。

 たくさんのブドウを売り切った児童たちは口々に、「自分が作ったブドウが売れてよかった」「みんなに食べてもらえることがうれしい」と喜んでいた。


写真=元気よくブドウの販売に立つ3、4年生

    

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