京都府福知山市厚中問屋町の福知山市民病院(香川恵造院長)に、盆踊りの軽快なお囃子が流れた。29日夜、院内で「夏祭りコンサート」があり、認知症予防や健康づくりの取り組みなどを通じて以前からつながりのある福知山踊振興会(田村卓巳会長)が、地方(じかた)演奏や踊りの実演などで、集まった入院患者や家族ら168人を元気づけた。
市民病院では「音楽を通じて元気を」と年に3、4回、コンサートを企画しており、今回で36回目。2014年からは院内コンサートチームを作って取り組んでいる。
今回は季節感を届けられるように、夏の特別編として開催。地域医療を学びに訪れている府立医科大学の学生らも法被姿で手伝った。
振興会の田村会長が「福知山踊りは歴史が古く、全国的にも珍しい16手ぶりで構成されている」などと特徴を伝えた後、三味線や尺八などの音色を披露し、踊りの実演へ。輪踊りを終えると、訪れた人たちから大きな拍手が送られた。
また、実際に手ぶりを説明し、参加者らが踊る場面もあり、みんなで福知山踊りを楽しんだ。
写真=福知山踊りを実演する振興会会員たち
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