京都府福知山市は、高畑橋の架け替え工事が完了したことを受け、23日午後2時から新しい橋の使用を開始する。水内と高畑をつなぐ土師川にかかる橋で、旧橋と比べて幅員が広く、両側に歩道も整備。歩行者の安全性が向上し、市街地と長田野工業団地への物流ルートとしての機能向上も図られるという。
旧橋は1960年の架設から50年以上が経過し、橋面の損傷など老朽化が激しくなっていた。幅員4・5メートルと狭く、車の離合が困難。朝の通勤ラッシュ時にはすれ違う車が接触することもたびたびあり、コンクリート製の欄干は車のこすった跡が無数に付いている。
小中学校の通学路にもなっているが、歩道が無くて、歩行者の安全確保が課題だった。
さらに4トンの重量規制があり、長田野工業団地に向かう物資輸送トラックが通行できず、迂回を余儀なくされるなど不便で、地元自治会や利用者から早期整備が期待されていた。
市では、2008年の事業認可から長年にわたって工事を進め、新橋の本体部が昨年に完成。国道175号との接続といった関連工事などをして、使用する準備が整ったことで、23日に開通することにした。
事業費は約15億6千万円。橋の長さは178メートルで、全幅12メートル。車道は幅7メートル、両側にある歩道が各2・5メートル。中央線のある片側1車線となり、重量規制も外れる。車道と歩道の間には防護柵を設置し、歩行者の安全性を高めた。旧橋は17、18年度で撤去する。
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